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涸沢〜奥穂高岳
1997.8.14〜16


コースタイム
<8/13>
 多治見20:00〜沢渡23:30
<8/14>
 沢渡5:30〜上高地6:00 6:30〜徳沢園8:10 8:20〜
 横尾9:15 9:35〜涸沢13:10
<8/15>
 涸沢5:40〜穂高岳山荘7:30 8:00〜奥穂高頂上8:40 9:05〜
 山荘9:55 10:10〜涸沢岳10:30 10:40〜
 山荘11:00〜ザイデングラード下12:55 13:35〜涸沢14:15
<8/16>
 涸沢6:10〜横尾8:10 8:20〜徳沢園9:10 9:30〜
 明神10:15 10:35〜上高地11:30 12:00〜
 沢渡12:50 13:15〜多治見19:30
     
感想など
 多治見労山夏合宿である。
<8/13>
 夜の19号線をひた走る。途中,恵那のコンビニと寝覚の床で休憩を入れる。御岳への道を通り過ぎ,薮原,野麦峠方面へ右折し,先を急ぐ。速く行かないと駐車場が満杯になってしまう心配がある。クーラーは全く必要なし。肌寒いぐらいだ。
 予定より30分も早く沢渡に着く。しかし,駐車場はかなりの混み具合。何とか停める。明日は早い。さっそく寝るが,なかなか寝付けない。うとうとしているうちに4:30の起床時刻になってしまう。寝たのか寝てないのかよく分からない状態だ。

<8/14>
 思ったよりもすぐにバスが来て,乗ることができた。
 上高地はすでに登山者でにぎわっている。観光客はほとんどいない。
 河童橋で記念写真をみんなで撮り,あこがれの穂高へいよいよ出発だ。思えば1年前,高ソメでキャンプをしたときに上高地を訪れたが,そのとき,いつかは穂高へ登ることを心に決めた。こんなに早く実現するとは夢にも思わなかった。
 横尾までは,平坦な道が続く。しかし,長かった。槍ヶ岳と涸沢への分岐点だ。ここで水を補治し,本格的な登山道に入る。20kgを背負うのはさすがにきつい。次第に前の人と間隔が開いてくる。もうバテバテだ。60歳のおばさんがほいほい登っていく。信じられない。休憩を入れながら,あえぎあえぎ行く。先輩さんが遅い自分につきあってくれる。何度も休憩ありがたい。
 涸沢カールが見え始めてからが遠い。しかし,何とか涸沢ヒュッテと涸沢小屋との分岐点に着く。小屋方面の方がテント場には近いらしいので,そちらへ進む。
 ついに到着。こんなにバテた登山は初めてだ。しばらく,ぼおっとし,景色を見るゆとりもない。何とか元気を取り戻し,テントを張る。そして,さっそく涸沢ヒェッテへ生ビールを飲みに行く。こんなところでジョッキのビールが,しかもテラスから穂高を眺めながら飲めるなんて,なんと贅沢なことか。800円は絶対に安い。最高の気分だ。
 夕食のメニューは,カレーライスとポテトサラダだ。アルファ米とレトルトカレー,マッシュポテトにハム,キュウリ,ミニトマト。

<8/15>
 4:30起床。アルファ米にインスタントみそ汁,豆の佃煮が朝食だ。天気は,やや曇り。予定より10分遅れの出発。
 衣服の調節のために休憩を入れる。長袖のシャツを脱ぎ,Tシャツ1枚になる。下は,今朝着替えたジャージ。
 ザイテングラードからは,いきなり急登になる。足場はしっかりしているが,壁をよじ登る感じ。1カ所梯子と鎖場がある。やはり結構しんどい。
 穂高岳山荘は,ビデオで見たように,石畳が敷いてある。思ったほど広くはない。東に常念岳,蝶が岳が構えている。8月当初に登った常念岳を今度は穂高から見ることになる。美しい山容だ。
 奥穂に向けて出発。いきなり梯子と鎖場だ。結構人がいるため,他の人が通過するのを待つ。登るからか,それほど恐怖感はない。ただ,ここから落ちたら死ぬだろうとは思う。こういった危険箇所は最初のところだけ。後は緩やかな岩場を登っていく。雲は高く,景色に影響はない。振り返ると,笠が岳,槍ヶ岳がどーんとそびえる。感動だ。
 ついに登項。標高日本第3位の山だ。360°の大パノラマが広がる。地図をここまで持ってこなかったのが非常に残念。山を特定することができない。しかし,この景色はしつかり心に残った。
 西に目を向けるとジャングルムが間近に見える。そこの項上に誰かが立っている。怖くないのだろうか。ほんの少しジャンダルムに向かって歩く。いつかはここの稜線を歩くぞ。
 下山のとき,鎖湯や梯子の下りは思ったほど恐怖感はない。しかし,慎重に降りていく。
 穂高岳山荘に到着。少しガスが出てくる。涸沢岳へ急ごう。ガレ場をどんどん登っていく。楽勝だ。
 涸沢岳着。ガスが出ていて景色はほとんど見えない。もしもガスが出ていなければ,槍ヶ岳がもっと近くに見えただろうに,非常に残念だ。
 穂高岳山荘まで来ると,アルバイトのおねえちゃんたちが缶ジュースや缶ビ←ルを売っている。なかなか楽しそうだ。穂高岳山荘でキーホルダーとバンダナのおみやげを買う。一生の宝物だ。
 下りは楽勝。ほいほい降りていく。しばし,ザイデングラードの下のところで大体止。急いで涸沢に戻っても仕方がない。
 涸沢では,またもヒュッテで生ビールを飲む。今日は2本だ。
 夕食は,アルファ米の山菜おこわ,ごっいハム。
 明け方3時頃だろうか,誰かの「星がきれい」の声に目が覚めた。外に出てみると,満天の星。今までこんなにきれいな星空を見たことがない。天の川が,北穂高と涸沢岳の間にかけて,くっきりとのびている。星座が判別できないほどの星の数。超感動である。家族にも見せたいと,心から思った。それほどきれいな星空だった。

<8/16>
 朝食は,アルファ米にインスタントみそ汁,のり,ふりかけ,タベ作らなかったシシトウの油炒め。
 あれほど苦しかった登りも,下りとなると全く楽なものだ。かなりのスピードで降りてきた。膝の調子も心配なし。
 観光客で上高地はごった返している。さすがお盆だ。
 沢渡を出て,R19を目指す。かなりの渋滞。途中,中津川から高速に乗ろうとも思ったが,高速も渋滞らしい。お盆は仕方がない。

 初めてのテント泊だった。さすがに20kgはきつかった。しかし,荷物はもっと軽量化できた。最も問題だったのが,着替えを余分に持ちすぎた点だ。Tシャツ1枚,ウールの長袖1枚,ストレッチズボン1本,ジャージ1本,セーター1枚,パンツ1枚。雨に濡れたときのことを考えても,ストレッチズボンは不要だった。防寒者のセーターも,合羽で代用できたように思う。
 それから,歯みがきはいらない。水が豊富であれば,洗えばよいのだから,タオルも1枚で十分だ。ガスカートリッジは,2泊なら1本あればよい。実際,今回は,先輩のビッグサイズのカートリッジ1本と,自分の1/5程度しか残っていなかったカートリッジだけで足りた。
 今後,あるとよい物は,シュラフカバー,スリッパだ。夏なら,シュラフではなく,カバーだけで足りるように思う。シュラフはかなりザックの中を占領した。ツエルト,レスキューパックは単独や自分がリーダーになるような場合に必要だろう。
 また,車で出かける場合は,帰りの着替えなど,車中に残せる物はどんどん持っていくとよい。
 今回の山行は,好天に恵まれたことが何よりだった。雨の中でのテント泊ほどつらいものはない。オートキャンプでも思うのだから,登山での雨中テントはもっとつらいだろう。とにかく,非常に有意義な山行だった。穂高の雄大さや星空の美しさを味わうことができたし,今後のテント泊の参考になるような経験も多くした。これからも,がんがん行くぞ。
 
その他
 上高地までのバス往復切符,2000円。駐車料金く自己申告)は1日500円。涸沢テント場,1泊500円。
アルバム
涸沢テント場 ザイデングラードはすぐそこ
前穂北尾根 白出しのコルから常念岳
ジャンダルム
奥穂への鎖場 奥穂山頂
奥穂から槍方面




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