荘川ICで降り,御母衣湖を通過し,平瀬温泉にある神社から林道に入る。登山口に駐車場があるが,そこに行くまでの道が荒れており,途中で断念する。路上に駐車し,20分ほど歩く。林道終点にはやはり駐車場があったが,1台も停まっていない。トンネル入り口の左から登っていく。 山腹を巻くようにしてジグザグに急登を登っていく。辺りは紅葉真っ盛りで,とても美しい。晴れていたらもっとよかったのに。ブナの木が立派だ。 尾根に出ると急に明るくなり,展望も広がる。よく整備された道を行く。左前方に三方崩山が見えてくる。アルプスのような雰囲気の山だ。長く,そして急な尾根をぐんぐん高度を上げる。途中岩場もあり,楽しい道だ。時々ガスがかかり,幻想的な雰囲気になる。幅が50cmぐらいのやせた道は,両側がスパッと切れており,緊張する。岩ならまだしも,ザレているため,滑らないように注意が必要。突風でも吹いたら落ちていきそうだ。 何度もピークを越え,ぐるっと左に回り込むと,三方崩山山頂だ。すでに5人ほど休憩している。狭い山頂はすぐに一杯になる。 山頂の奥は藪の中だが,そこからガサガサと音がした。「クマか」と思ったら,藪をかき分け人が出てきた。思わすみんなから拍手が出た。彼は2日前,白山を出発し,昨日は藪の中にテントを張ってビバーク。踏み跡が全くなく,尾根を藪こぎしてきたそうだ。すごい人がいるものだ。 帰りはながーい下りだ。急な坂を滑らないように慎重に行く。ロープが張ってある。テンションをかけなくてもロープにさわっているだけで安心感があり歩きやすい。下るのに飽きる頃,ようやく登山口に到着。なかなかおもしろい山だった。 |